2003年の12月にapom-114の名前でAmazonに出したレビュー。
「優しさ」、「切なさ」、「光」、「メランコリック」、「捨てきれない想い」
いろんな言葉が脳裏に浮んでは消えてゆく、そんな一枚。
とても物悲しい切ないメロディーラインは、
そのまま「悲しさ」だけを伴って消えていくかのように見えて、
その先に明るい光を感じることのできる楽曲です。
夜明けの冷たい空気にも似た雰囲気は、
「エレクトロニカ」というジャンルに対して
私の持っていたイメージを変えてくれました。
人が抱くような複雑な、
ともすれば壊れてしまいそうになる感情が音楽になれば、
きっとこの一枚と似ている―
そう感じた一枚です。
クラシック一辺倒だった私がこのCDを手に取った理由は
浅はかとしかいいようのない理由だったけれど、
感情をゆるやかに刺激する美しい楽曲に出会えたことを
今でも感謝せずにはいられない。
好んでいた音楽は、今でも私にとってはまだ難解だけど、
でもこんな一枚に出会う動機を与えてくれた、
いつかそのお礼を言うことができる日がくれば・・・
そんな日は来ないことを、私はとうの昔に知っているけれど、
そう、願わずにはいられないのです。
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