2009年1月27日火曜日

a day for trip


旅日和

何年か前に京都の恵文社で
山本祐布子さんの
展覧会があったときのポスター

彼女の作品は
切り絵もドローイングも
どれも透明な空気を宿していて
心がざわざわしたとき
ふと振り返って眺めると
妙に落ち着く

周囲の喧噪に振り回されて
とげとげしくなる自分が
少し嫌になる

堕ちていくのは簡単
「まわりがいけない」
「この環境はいけない」
言い訳をすることで
覚える微かな痛みに
目をそむけてしまえば

痛みに無感覚となって
高みへのぼる梯子は
はずされてしまう

ひとはひと
じぶんはじぶん

環境やまわりを言い訳にするのではなく
じぶんの歩幅で高みを目指していく
背筋をのばして一歩一歩

白い花のように

2009年1月1日木曜日

いつか来た道


田舎へ行ったのは
たぶん10年ぶりくらい
だったと思う

いつ頃からか、
お盆も年始も行っていた
母方の実家へ
結婚の件もあって
久しぶりに訪れることとなった

小さい頃に犬の散歩で
歩いた田んぼの中の道は
その景色だけは変わっていなくて
なんだか不思議な感覚にとらわれる

むかし、遠いと思っていた
その道の終わる場所は
大人になってみると
意外と近くだったのに

祖父母がとても小さくなっていたのに

寝ているばかりだった赤ん坊が
いっちょまえに会話ができるようになっていたのに

風景は変わらないのに
人間は変わる

まるで四季の移り変わりみたいだ

遮るもののない原風景の中を通り抜ける
吹きっさらしの風がそうささやいた