旅日和
何年か前に京都の恵文社で
山本祐布子さんの
展覧会があったときのポスター
彼女の作品は
切り絵もドローイングも
どれも透明な空気を宿していて
心がざわざわしたとき
ふと振り返って眺めると
妙に落ち着く
周囲の喧噪に振り回されて
とげとげしくなる自分が
少し嫌になる
堕ちていくのは簡単
「まわりがいけない」
「この環境はいけない」
言い訳をすることで
覚える微かな痛みに
目をそむけてしまえば
痛みに無感覚となって
高みへのぼる梯子は
はずされてしまう
ひとはひと
じぶんはじぶん
環境やまわりを言い訳にするのではなく
じぶんの歩幅で高みを目指していく
背筋をのばして一歩一歩
白い花のように